五輪女王の浜田は銅逃す 世界柔道、飯田2回戦敗退

女子78キロ級3位決定戦 イタリア選手(左)と対戦する浜田尚里=ドーハ(共同)

 【ドーハ共同】柔道の世界選手権第6日は12日、ドーハで男女2階級が行われ、女子78キロ級で2021年東京五輪金メダルの浜田尚里(自衛隊)は3位決定戦で世界ランキング1位のアリセ・ベランディ(イタリア)に敗れ、2年連続5位でメダルを逃した。

 32歳の浜田は準々決勝で16年リオデジャネイロ五輪2位のオドレ・チュメオ(フランス)に合わせ技で一本負け。敗者復活戦から勝ち上がっていた。18年以来2度目の優勝はならなかった。

 男子100キロ級の飯田健太郎(旭化成)は2回戦敗退。1回戦で昨年覇者のムザファルベク・ツロボエフ(ウズベキスタン)を破ったが、ペテル・パルチク(イスラエル)に内股で一本負けした。今大会の日本勢の金メダルは4個のまま。

 日大出身で昨年2位のカイル・レイズ(カナダ)は準々決勝で屈し、敗者復活戦も敗れた。

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