明治安田J2第15節第1日は13日、各地で10試合が行われ、15位の水戸はケーズデンキスタジアム水戸で16位の栃木と対戦する。キックオフは午後5時。水戸の今季通算成績は4勝4分け6敗で、勝ち点16。前節でホーム初勝利を挙げた勢いそのままに、北関東ダービー初戦を飾って今季初の連勝を果たしたい。
前節の仙台戦は、前線からの積極的な守備がはまり、序盤から主導権を握った。「自分たちの時間をつくりながら、良い守備から攻撃につなげることができた」とMF杉浦。得点も狙いのショートカウンターから奪い、杉浦は「チーム全体でやっていることを継続した結果が、勝利につながった」とうなづいた。
浜崎監督が「反省点だし、今後に生かしていかなくてはならない」と振り返ったように、先制した後は流れを保持し続けられず、仙台に何度も好機をつくられた。それでも、田辺、山田の若き両センターバックを中心に、粘り強くゴールを死守したことも前節に得た大きな収穫だろう。
今節ぶつかる栃木は、堅守速攻のスタイルで相手ゴールに襲いかかる。今季、水戸が苦手とするタイプだ。MF前田は、長崎戦や甲府戦でカウンターからの失点を繰り返したことを挙げ、「失点しなければ負けないので、最終ラインと連携を取りながら戦いたい」と見据える。
栃木、群馬と争う北関東ダービーの初戦で白星をつかむべく、指揮官は「今の立ち位置は一切関係ない。戦う気持ちが一番大切」とポイントを強調した。