スダチ搾りかす、活用検討 年千トン以上発生、徳島

スダチの搾りかす

 徳島県の特産スダチの搾りかすを有効活用しようと、県や農業関係者が模索している。発生する搾りかすは年千トン以上。スダチの皮に含まれる物質に肝臓の脂肪蓄積を抑える働きがあることが徳島大などの研究で分かり、関係者は「スダチの販路拡大につながる可能性がある」と期待している。

 県などによると、県産スダチの全国シェアはほぼ100%で、生産量は年間約4千トン。うち半分が調味料やジュースなど加工用として出荷される。搾りかすの多くは肥料として再利用されるが、水分が多く加工に時間がかかるという。

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