暴力団組員、逮捕3回目…建設業とウソつき給付金100万円を不正受給「覚えていない」すでに大麻、詐欺で逮捕

持続化給付金を不正受給 容疑の組員を再逮捕

 持続化給付金を不正に受給したとして、埼玉県警捜査4課、川口署の合同捜査班は10日、指定暴力団住吉会傘下組織組員で蕨市北町1丁目、無職の男(30)=大麻取締法違反罪で起訴=を再逮捕した。

 再逮捕容疑は2020年8月24日、インターネット接続端末を利用し、持続化給付金の給付要件を満たした個人事業者であるかのように装って申請。同9月1日に自身名義の普通預金口座に現金100万円を振り込ませた疑い。調べに、「覚えていない」と容疑を否認しているという。

 捜査4課によると、暴力団の内偵捜査から発覚。男は建設業と偽って給付申請をしていたという。男はこれまでに暴力団ではない者を装って口座開設した詐欺容疑と大麻取締法違反容疑で2度逮捕されていた。県警はだまし取った現金100万円が暴力団の資金源になった可能性も視野に、使途先や経緯を調べている。

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