ガザ空爆、過激派幹部新たに殺害 停戦交渉進展せず

イスラエル軍の空爆で破壊された、パレスチナ自治区ガザ北部の建物=12日(ゲッティ=共同)

 【エルサレム共同】イスラエル軍は12日、パレスチナ自治区ガザにある過激派「イスラム聖戦」拠点への空爆を継続、新たに幹部1人を殺害した。巻き添えで犠牲となる民間人も急増、ガザ保健当局によると、死者は子ども6人を含む計33人となった。イスラエルのネタニヤフ首相はツイッターで「われわれは継続する」と強調、戦闘長期化の可能性が高まっている。

 今回の空爆は9日に始まった。エジプトが一時停戦の仲介を試みているが、イスラエル紙ハーレツは12日、イスラエル、パレスチナ両当局筋の話として、合意への進展はなかったと伝えた。

 イスラエル軍はこれまでにも、イスラム聖戦の幹部複数を殺害している。

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