愛情込めたバラで心癒やして 平戸・ANJINガーデン

鮮やかな大輪を咲かせ、見頃を迎えたバラ=平戸市、ANJINローズガーデン

 平戸市大久保町のバラ園「ANJINローズガーデン」で、赤、白、ピンク、薄い紫などのバラ約300本が見頃を迎えている。
 バラ園は、江戸時代に徳川家康に仕え、平戸で死去した英国人ウィリアム・アダムス(日本名・三浦按針(あんじん))の墓所そば。市が按針没後400年を記念し、2020年に平戸城や平戸大橋を望む、平戸港北側の高台に整備した。
 約300平方メートルの園内に按針の名前が付いた品種「ウィリアム アダムス」などが植栽され、鮮やかな花を咲かせている。管理する平戸バラ会によると、6月上旬ごろまで花を楽しめるという。
 同会は21日、「第5回春のANJINバラ展」を開く。バラの苗、切り花の販売やコンサート、バザーなどのイベントを予定している。

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