浅田あつこ 笑顔で20曲 1年ぶりライブ 大阪弁で本音トークも

1年ぶり単独ライブで笑顔を振りまく浅田あつこ=大阪市阿倍野区のライブハウスROCKTOWN

 アラフィフを過ぎても持ち前の明るさとかわいさを失わない浅田あつこ(51)が1年ぶりに大阪・阿倍野のライブハウスで「あべの銀座に歌が咲く」を開いた。定員100人の会場は満員。南大阪の羽曳野市出身で河内女らしい本音トーク。今年で芸能界入り35年の節目で、歌手デビューは節目目前の29年目。2年半ぶりで昨年末に出した新曲「海峡雪しぐれ」が好調で、笑顔で20曲を歌い切った。

 コロナ禍が5月連休後に5類相当に格下げになることから、ゲストのお笑いコンビ「イカヤキ」がまず登場、「海峡~」のカップリング曲「西成の櫻(はな)」をテーマに漫才を披露。大いに笑ってもらったところで浅田が登場し同名曲を歌ってスタート。活動年数と同じく30曲を超えるオリジナル曲を中心に1.5コーラスから2コーラスでテンポ良く歌い、途中で普段使う大阪弁でトーク。天然ボケぶりを隠さず、会場は笑い声であふれ、明るい雰囲気に。

 終了後は自身の名前が入ったオリジナルTシャツを着込み、自らCDやグッズを手売りしてファンと交歓。「前作『米原の雪』から2年半以上新曲が出てへんかったけど、コロナの最中やったし、全然販促活動でけへんかったから粘っててん。結果的に『海峡雪しぐれ』はコロナが下火になった時期になって、えぇスタート切れたし結果オーライかなぁ?」と冷静に分析。

 当日ブラリと入場してくれたフリーの客が多かった事もうれしかったようで「やっぱし、直接お客さんと接する事が大事。これからスーパーなどのミニライブを含め、実演機会はどんどん増えると思うんで楽しみやねん」と美白の顔をほころばせた。

ライブ終了後のグッズ類即売でファンと話す浅田あつこ(右)=同

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