中国・無錫市幹部ら 医療分野で交流を 茨城県副知事を表敬

小野寺俊副知事(左)と意見を交わす笪学栄さんら=県庁

中国・無錫(むしゃく)市の幹部や医療関係者らが12日、茨城県庁に小野寺俊副知事を表敬訪問し、医療技術の研修や人材交流などについて意見を交わした。同市衛生健康委員会主任の笪学栄さんは高齢化などの課題を念頭に「リハビリや高齢者向け診療など健康関連で交流を深めたい」と述べた。

訪れたのは、笪さんのほか無錫市内の公立病院の院長ら10人。750万人の人口を抱える同市は高齢化への対応が大きな課題だとして、リハビリテーション科を備える県立医療大(阿見町)への視察や研修など人材交流を進めたい意向を示した。

笪さんは「医療をはじめ、経済や文化なども含め広く深く交流を進められたら」と要望。小野寺副知事は「茨城県も高齢化に備えた医療体制は課題となっている。交流により、お互いの共通課題解決へ向けて取り組めるといい」と応じた。

© 株式会社茨城新聞社