この土日は全国的に雨の週末となり、特に西日本を中心に大気の状態が非常に不安定となりそうだ。落雷、竜巻などの激しい突風や急に強まる雨などに注意が必要。
日差しは少なく、空気はヒンヤリする所が多い見通し。この土日は雨具とともに、体調を崩さないよう上着や羽織る物も忘れずに持っておいた方がいいだろう。
13日(土)午後は雨の範囲広がり激しい雨や雷雨に
きょう13日(土)午前は低気圧や湿った空気の影響で、西日本と東海や関東の沿岸部を中心に雨が降り、雨足の強まっている所がある。
午後になるとさらに雨の範囲は広がり、夕方には西日本から東北南部にかけて雨具の出番となりそうだ。局地的には雷を伴い、傘をさしていても濡れてしまうような激しい雨が降る見通し。
昼間の最高気温は、雨で日差しが少ない西日本や東日本を中心に前日より低く、大幅に低い所もある予想。広島は前日より9℃も下がって17℃など、冷たい雨になりそうだ。上着や羽織る物を忘れずに持っておきたい。
東北北部や北海道では晴れて、最高気温は青森・札幌21℃など平年より高く、過ごしやすい見込み。
14日(日)西日本は午後に発雷確率が高い
あす14日(日)も低気圧や湿った空気の影響が続く見通し。東北北部や北海道も含めて雨が降りやすく、特に西日本では午後を中心に大気の状態は非常に不安定となりそうだ。いったん雨がやみ晴れ間が出ても、落雷、竜巻や急な強い雨などに注意が必要。ひょうが降るおそれもあるため、農作物や農業施設などの管理にも注意したい。
一日の気温の変化は小さく、昼間の気温は13日(土)よりやや高い21℃前後の所が多いものの、日差しが届きにくいため体感温度は数字より低い可能性がある。引き続き、上着や羽織る物などがあると安心だ。
大気の非常に不安定な状態は15日(月)も続く
あさって15日(月)も西日本を中心に大気の非常に不安定な状態が続く見通し。晴れ間があっても、天気は急変するおそれがある。東日本や北日本では雨が降ったりやんだりとなりそうだ。
その先、天気は短い周期で変化する見通し。週半ばは広く晴れて、気温は平年より高くなる予想。名古屋では今年初めて30℃の真夏日が見込まれるなど、気温の変化が大きくなるため体調管理に気を付けて過ごしたい。
（気象予報士・鈴木悠）
