
家電量販店大手ヤマダホールディングスの山田昇会長兼社長(80)が13日までに共同通信のインタビューに応じ、使用済みを再利用した「リユース家電」の生産規模を、2025年までに現状の1.6倍に当たる年30万台に増やすと語った。修理や洗浄を施す工場を東北地方と山口県に新設し、体制を増強する。
企業としての環境問題への対策の一環。物価高が進んでいるため、新品よりも割安なリユース家電を選ぶ消費者が増えていることに対応する狙いもある。
また、山田氏は「10年単位で(家電量販店の)業界が縮小している」と危機感を強調した。