鹿児島・十島村で震度5弱 M5.1、人的被害なし

各地の主な震度

 13日午後4時10分ごろ、鹿児島県十島村で震度5弱の地震があった。気象庁によると、震源地はトカラ列島近海で、震源の深さは12キロ。地震の規模はマグニチュード(M)5.1と推定される。津波はなかった。総務省消防庁の全国瞬時警報システム(Jアラート)は予想最大震度5弱の緊急地震速報を出した。

 首相官邸は、危機管理センターに情報連絡室を設置した。鹿児島県は災害警戒本部を立ち上げ、情報収集に当たった。県や県警によると、人的被害の情報は入っていない。その後も十島村では震度3~1を観測する地震が相次いだ。

 七つの有人島と五つの無人島で構成する十島村の人口は約650人。このうち、震度5弱を観測した中之島に住む土岐裕美さん(55)は「横に30秒くらい長く強く揺れた。最近は地震が続いており、不安だ」と話した。

 塩田康一知事は発生当時、十島村の悪石島で対話集会に出席していた。

 各地の震度は次の通り。

 震度5弱=中之島(鹿児島)▽震度4=口之島(鹿児島)▽震度3=口永良部公民館(鹿児島)など

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