ヴィッセル、広島に完封勝ち 12節連続で首位キープ イニエスタは出場せず

神戸-広島 前半、ゴール前で競り合う神戸の武藤=ノエビアスタジアム神戸(撮影・長嶺麻子)

 明治安田J1リーグ第13節第2日の13日、ヴィッセル神戸は本拠地ノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)でサンフレッチェ広島と対戦し、2-0で完封勝ちを収めた。Jリーグ30周年記念マッチとなった今節を、神戸は12節連続の首位キープで飾った。

 「鉄人」と呼ばれる32歳の酒井が11試合ぶりにベンチを外れ、定位置だった右サイドバックには初瀬を起用。左サイドバックには本多が入った。

 前半20分、初瀬の左CKから中央のMF佐々木がヘディングシュートしたが、GKの正面。同43分にはこぼれ球を佐々木が蹴り込むも、ゴール右にそれた。第7節の新潟戦以来、6試合ぶりに無得点で折り返した。

 神戸は後半2分に先制点を挙げた。FW大迫からパスを受けたFW武藤が、ペナルティーエリア手前の右から中央のMF山口へとボールを送り、滑り込んできた相手のオウンゴールを誘った。ロスタイムには武藤がミドルシュートを決め、ダメを押した。

 今夏に退団する見通しとなったMFイニエスタはベンチ入りしたが、出場はしなかった。

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