米大都市、移民急増を警戒 南部州知事らが送り込み

米南部国境の町、テキサス州エルパソの中心部で、道路脇に座り込む移民ら=12日(共同)

 【エルパソ共同】米国で新型コロナウイルス対策を名目とした移民流入制限措置「タイトル42」が11日に失効したことを受け、メキシコ国境から離れたニューヨークやシカゴなどの大都市でも移民急増に警戒が高まっている。バイデン政権の移民政策を批判する南部テキサス州のアボット知事(共和党)らがバスで移民を送り込んでいるためだ。

 アボット氏は昨年以来「バイデン大統領の無謀な国境政策への対応の一環」だとして、民主党が優勢な首都ワシントンやニューヨーク、シカゴなどにバスで移民を送り込んできた。米メディアによると、ニューヨークにはこれまでに6万人近くの移民が到着した。

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