将棋の渡辺明名人（39）に藤井聡太六冠（20）が挑む第81期名人戦7番勝負第3局は大阪府高槻市で指され、13日夜、先手の渡辺名人が41手目を封じて1日目を終えた。開幕から2連勝の藤井六冠が奪取に王手をかけるか。渡辺名人が初勝利を挙げるか。
対局は藤井六冠が珍しく角道を止めて、得意の角換わりにはせず、雁木の構えにした。一方、渡辺名人は堅陣の矢倉囲いに。じっくりした展開で両者、慎重に指し手を進めている。
名人戦7番勝負は2日制で、持ち時間は公式戦で最も長い各9時間。2日目は14日午前9時に始まり、同日夜に終局の見込み。先に4勝した方が名人を獲得する。
