ガザ戦闘、ハマス参戦が焦点 戦火拡大をイスラエル警戒

イスラエル軍の攻撃を逃れて歩く市民=12日、パレスチナ自治区ガザ北部(ゲッティ=共同)

 【エルサレム共同】イスラエル軍とパレスチナの過激派「イスラム聖戦」との戦闘は13日、開始から5日目を迎えた。エジプトの停戦仲介は難航し、戦闘終結の道筋は見えない。焦点は自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスが本格参戦に踏み切るかどうかだ。戦果の乏しいパレスチナ側には参戦圧力もあるが、ハマスが戦線に加われば戦火拡大は免れず、イスラエルも警戒する。

 ハマスは2021年5月、イスラエル軍と約10日間戦い、パレスチナ人約250人が死亡、イスラエル側でも10人が犠牲となった。今回の戦闘で、ハマスは武器支援の形でイスラム聖戦に協力しているとされるが、積極的な関与は表明していない。

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