「こども未来サミット」の事前学習会 栃木県

 日光市で6月にG7・先進7カ国の男女共同参画・女性活躍担当大臣会合が開かれるのを前に、栃木県は開催30日前イベントとして5月27日に「こども未来サミット」を開きます。13日は、県庁でサミットに参加する生徒を集めた事前学習会が行われました。

 「こども未来サミット」は、男女共同参画をテーマに世界に向けた宣言文を地元の子どもたちの手によってとりまとめ、担当大臣に提出することを目指しています。

 今回は、アメリカやフランスなど G7の参加国にゆかりや留学経験のある中高生から 県が独自に選んだ12人が参加しています。

 13日は、家庭や仕事、政治のそれぞれの分野で男女の立場や国の違いによってどのような格差や課題があるか、日本の抱える問題をG7の参加国と比べながら3つのグループに分かれて話し合いました。

 最年少の参加となった宇都宮市の星ヶ丘中学校2年の石川森女さん。イタリア人の父親からの勧めで参加しました。

 石川さんたちのグループでは、イタリアは日本と比べて税金は高いものの男性の育児休暇が義務化され時短勤務ができること、女性議員や企業の女性役員の割合が一定になることを法律で定めた「クオータ制」のおかげで女性の社会進出が日本よりも進んでいることを学びました。

 こども未来サミットは5月27日に開かれ、学習の成果をまとめた宣言文が発表されます。

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