宇都宮動物園のキリン舎完成 新しくできたキリンの寝室用の小屋は1頭がゆったりくつろげる

 国内最高齢のキリンが暮らす宇都宮動物園がクラウドファンディングで工事を進めていたキリンの寝室用の小屋が完成し、13日に落成式が行われました。

 新しくできたキリンの寝室用の小屋は縦7m、横6m、高さ7mで、背の高いキリン1頭がゆったりくつろげる大きさです。

 宇都宮動物園には現在、開園以来最も多い8頭のアミメキリンがいてこのうちオスの「ハツカ」は、国内最高齢の30歳です。

 これまでキリンが寝る小屋は4部屋でしたが、頭数が増えて手狭となり、特にハツカが高齢であることから単独でのんびりとストレスなく暮らしてもらいたいと宇都宮動物園は増築を決めました。

 資金はクラウドファンディングで募集が行われ、2023年2月13日から3月25日までの40日間に、947人の支援者から約1500万円が集まりました。

 宇都宮動物園がクラウドファンディングを行ったのは2回目です。

 キリンはデリケートで報道関係者の前でハツカが小屋に入ることはありませんでしたが、宇都宮動物園では、8年後に迎える開園50周年に向け今後も少しずつ園内を手直ししていく方針です。

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