ロシアの戦闘機とヘリ4機撃墜か 西部のウクライナ国境で

ロシア西部ブリャンスク州で、ヘリコプターの墜落で上がる煙。13日に映像が公開された(Ostorozhno Novosti提供・ロイター=共同)

 ロシア紙コメルサント電子版は13日、ウクライナと国境を接するロシア西部ブリャンスク州上空付近を飛行していたロシア空軍のスホイ戦闘機2機とMi8ヘリコプター2機がほぼ同時に墜落し、乗員全員が死亡したと報じた。ウクライナ側に攻撃された可能性があるとしている。

 墜落した戦闘機はスホイ34戦闘爆撃機とスホイ35戦闘機。4機は同じ航空隊に所属していたとみられ、ウクライナ北部チェルニヒウ州の目標を空爆する任務に就いていた。ヘリは戦闘機が撃墜された場合の乗員救助などの支援を行うため同行していたとみられる。

 同紙は、ウクライナ軍の航空機からミサイルなどで攻撃された可能性が高いとしている。

 ブリャンスク州のボゴマス知事はタス通信に、ベラルーシとウクライナの国境に近い同州西部で少なくともヘリ1機が墜落したことを確認。地上にいた市民1人が巻き込まれて負傷したと述べた。(共同)

モスクワ郊外で開かれた航空ショーで披露されたスホイ34戦闘爆撃機=2017年(タス=共同)

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