原田哲也監督率いるNCXX Racing、2023鈴鹿8耐参戦体制を発表。伊藤勇樹が継続で、2名のライダーを一新

 5月8日、NCXX Racingは8月6日に鈴鹿サーキットで開催される『2023FIM世界耐久選手権(EWC)“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第44回大会』に参戦する主なチーム体制を発表した。

 NCXX Racingは、2014年から鈴鹿8耐に参戦しており、2016年と2017年に2年連続でSST(スーパーストック)クラスで3位表彰台を獲得。2チーム体制となった2018年はNCXX RACING & ZENKOUKAIが優勝を果たし、2019年は2位で終えるなどの活躍を見せる強豪チームだ。

 さらに3年ぶりの開催となった2022年は、NCXX RACING with RIDERS CLUBとして参戦。レース序盤では総合5位(SSTクラス1位)につける走りを見せていたが、途中でマシントラブルに見舞われ順位を大きく下げるも、猛烈な追い上げで総合16位のクラス2位でチェッカーを受けた。

 そして2023年も、NCXX RACING with RIDERS CLUBとしてSSTクラスに参戦し、マシンはヤマハYZF-R1、タイヤはブリヂストンを使用する。チーム監督は引き続き、1993年ロードレース世界選手権GP250クラスチャンピオンの原田哲也氏が務め、現役時代さながらのクレバーで冷静沈着な作戦指示のもとで鈴鹿8耐に挑む。

 ライダーは、昨年に同チームのファーストライダーを務めた伊藤勇樹が継続参戦。そして、2017年に全日本ロードのST600クラスでチャンピオンを獲得し、現在はST1000クラスで活躍中の前田恵助、現在ST600クラスに参戦中の中山耀介が新たに加わり、3名体制でクラス優勝を目指して戦っていく。

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