カージナルス・コントレラス 日本時間16日から捕手出場を再開へ

日本時間5月14日、カージナルスのオリバー・マーモル監督はウィルソン・コントレラスが捕手としての出場を再開することを発表した。この1週間、カージナルスのゲームプランニングについて学ぶために多くの時間を費やしたコントレラスは、チームから捕手出場再開へのゴーサインをもらい、日本時間5月16日から始まるブリュワーズ3連戦の初戦に先発するジャック・フラハティの後押しもあって、捕手復帰が決定。ヤディアー・モリーナの後釜として5年8750万ドルの大型契約で加入したコントレラスが再びカージナルスの正捕手となる。

フラハティは日本時間5月5日のエンゼルス戦で自己ワーストタイの被安打9、同ワーストの自責点10と大炎上した。コントレラスがスタメンマスクを被ったのは、この試合が最後であり、翌日の試合ではスタメンマスクを被ったアンドリュー・キズナーに代打が出されたため、DHを解除して最終回だけ捕手として出場。それ以降はDHに専念している。カージナルスは試合前のバッテリーのミーティングにコントレラスを同席させるだけでなく、試合中もコーチ陣や投手陣がベンチにいるコントレラスと積極的にコミュニケーションを取り、カージナルスのゲームプランニングへの適応を進めてきた。

マーモル監督は「我々はいい感じに前進したと思う。だから、ジャックとバッテリーを組ませることを決めた。これは(フラハティとコントレラスの2人が)望んだことでもある。この1週間の経過も踏まえ、いけると判断した」とコメント。フラハティも「彼はスプリング・トレーニングの初日からずっと努力している。多くの選手がWBCに出場したけれど、僕はWBC期間中も彼と一緒に仕事をしてきた。これまで上手くいかなかったのは、僕がしっかり投げられていなかったことが原因。彼がDHで出場しているあいだ、一緒に過ごして話をできたのもよかった。いい方向に向かうと思っているよ」と手応えを感じているようだ。

コントレラスを正捕手から外したあと、マーモル監督はコーチ陣のほか、アダム・ウェインライトやフラハティも交えて2度のミーティングを行った。フラハティは「彼に責任を押し付けているわけではないことを知ってもらううえで、重要なミーティングだった」と語っている。「僕はしっかり投げることができていなかった。それは捕手が誰であっても変えられない。実行するのは僕であり、彼の責任ではない。再びバッテリーを組むのを楽しみにしているよ」とフラハティ。8連敗のあと、6試合で5勝1敗とようやく勢いが出てきた感のあるカージナルスだが、コントレラスの捕手復帰をさらなる上昇気流につなげられるか注目だ。

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