育てた米をアフリカへ 小学生が田植え作業に励む 「お腹いっぱい食べてほしい」/岡山・津山市

「アジア・アフリカ支援米事業」に取り組む岡山県津山市の高野小学校の児童が12日、同校近くの水田で田植え作業に励んだ。秋には収穫し、食糧難に苦しむアフリカのマリ共和国の人たちに贈る。

27年目になる取り組みで、借り受けている同所の日笠栄さん所有の田んぼ(約15アール)に5年生67人、2年生81人が集合。

アキタコマチの苗束を手に、素足になって1列に並んで入り、「マリに愛を込めて!」と声を合わせながら植え付けていった。最初はぎこちなかった手つきも次第に慣れ、青々とした早苗がきれいに並んだ。

5年1組・西本怜央君は「たくさん実ってほしい。マリの人たちにおいしいお米をお腹いっぱい食べてもらいたい」と話した。

© 津山朝日新聞社