【国東】国東市国東町安国寺の国東署で、「生命(いのち)のミニメッセージ展」が開かれている。事件や事故で亡くなった県内外15人の等身大パネルと、「生きた証し」として生前に愛用していた靴を展示している。19日まで。無料。
パネルには遺族のメッセージも掲載。「生まれ変わっても、またお父さんとお母さんにしてください」「どんなに苦しかっただろう…。助けてあげたかった」「一生懸命生きていたことをいっぱい見習って生きてるからね」。言葉からは深い愛情と無念さが伝わってくる。
県内の被害者遺族らでつくるピアサポート大分絆の会の主催。佐藤悦子代表(同市武蔵町古市)は「12日にも市内で死亡事故が発生した。ハンドルを握る以上、命を守るという大変な責務がある。展示を見て、それを自覚する契機にしてほしい」と話している。