
自民党の菅義偉前首相は14日のフジテレビ番組で、与野党で取り沙汰される衆院の早期解散論について「そんな状況ではない」と否定的な見解を示した。4月の衆参5補欠選挙で自民が4勝1敗だったことに触れ「勝利はしたが僅差だった。しっかり受け止める必要がある」と指摘した。
東京電力福島第1原発の処理水海洋放出を巡り、韓国の専門家らによる現地視察を「大歓迎だ」と表明。3月に来日した尹錫悦大統領と会談した際、視察を提案したと明らかにした。尹氏についても「自分の信念を曲げない人だ」と評価した。
菅氏は超党派の国会議員でつくる日韓議員連盟の会長を務める。