弓ケ浜海岸の美観守ろう 米子 530人「クリーン大作戦」

海岸に打ち寄せられたごみを拾う参加者=13日、鳥取県米子市両三柳

 新日本海新聞社西部本社設立40周年記念事業「目指せ!ごみゼロ 新伯耆国クリーン大作戦」(弓ケ浜サイクリングコースきれいに守り隊共催)が13日、鳥取県米子市の「白砂青松の弓ケ浜サイクリングコース」がある約2キロの海岸で行われ、市民ら530人が浜に打ち寄せられた海洋ごみなどを回収した。終了後、お笑い芸人でごみ清掃員の滝沢秀一さん(マシンガンズ)を講師に環境講演会が同市内で開かれ、約80人が耳を傾けた。

 美保湾を望む美しい景観を守ろうと、海岸線を東西2班に分けて清掃活動を行った。西側の班では沢田圭太郎西部本社総局長が「ふるさとが誇る美しい海岸線を守っていきたい。心地よい汗をかきましょう」とあいさつした。

 浜辺やサイクリングコース沿いの松林には発泡スチロールや容器類、漁具などさまざまなごみがあり、参加者は可燃用と不燃用の二つのごみ袋を手に、火ばさみなどでごみを拾った。

 県経済同友会西部地区の会員、森中栄さん(66)は孫(4)と参加。「同友会が整備を提言したサイクリングコース。きれいであってほしい」と話した。

 2班で計約800袋のごみを回収した。

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