福井県美浜町出身の歌手、五木ひろしさんの「ふるさとチャリティーコンサート」が5月13日、美浜町総合体育館で開かれた。14日に開かれる第35回美浜・五木ひろしふるさとマラソン(福井新聞社共催)の開催記念事業で、五木さんは古里に感謝の言葉を述べながら、デビュー曲「よこはま・たそがれ」など数多くのヒット曲を熱唱した。
五木さんが地元美浜でマイクを握るのは5年ぶり。待ちわびた1200人を前に「ただいま帰ってまいりました」と第一声。新型コロナウイルスの影響で帰れない年が続いたといい、「久しぶりに帰ってきて墓参りを済ませ実家に行った。素晴らしい田園風景や美しい景色。美浜町にたくさんの夢と希望を与えてもらった」とファンに語りかけた。
古里を後にして60年の節目。「夢に向かっていこうと必死の思いで頑張ってきた。苦しいときも古里の皆さんは応援してくれた」と振り返った。「いよいよ北陸新幹線が敦賀までやってくる。美浜の駅も新しくなっている」と変わりゆく古里にも思いを寄せながら「少しでも長く歌っていきたい」と話した。
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コンサートには美浜町などの児童らでつくる「なびあす子ども合唱団」も出演。「ふるさと」と「日本に生まれてよかった」の2曲を一緒に歌った。オープニングでは福井農林高郷土芸能部も出演し、和太鼓演奏でコラボしコンサートを盛り上げた。