山形県南部を走る山形鉄道フラワー長井線の列車とランナーが「競走」するイベントが14日、長井市で開かれた。全線開業100周年に合わせて長井市が企画。羽前成田駅から白兎駅までの約2.2キロの田園地帯を、列車とランナーが競り合った。
1チーム5人のリレー形式で午前10時にスタート。6チームが参加し、つり革のバトンをつないだ。列車は臨時便で通常の営業運転の速度ではなく、平均約20キロで運行した。一時、列車が線路上でランナーを待つ場面もあった。
列車に圧勝した長井市の中学教諭井上潤弥さん(22)は「高校3年間通学で使っていた長井線と走れてとても楽しかった」と満足した表情だった。