母の日恒例「女相撲」に大歓声 北海道福島町、4年ぶり

「女だけの相撲大会」で攻める加藤久美子さん(右)。初優勝した=14日午後、北海道福島町

 千代の山、千代の富士の2横綱を生んだ北海道福島町で14日、母の日恒例「女だけの相撲大会」が開かれた。今年で29回目。「母ちゃん頑張れ!」と大きな歓声が飛ぶ中「吐く砲」「千代大酒」など個性豊かなしこ名の力士59人が激闘した。

 約1700人の観客は、しこ名の書かれたうちわを振ったり、出場者のイラスト入りTシャツを着たりして応援。「優しい寄り倒し」「回って回って上手投げ」などのユニークな決まり手で決着するたび、満席の会場は熱狂の渦に包まれた。

 決勝では「クロ太郎丸」こと秋田県の運送業加藤久美子さんが、「彩聖丸」こと北海道の水産加工業山内彩聖さんを引き落としで破り、初優勝を飾った。

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