野田市は12日、自転車利用時のヘルメット着用を促進するため、3千円を上限にヘルメット購入費の半額を補助すると発表した。市によると、幼児などに限定しない補助は県内で初めて。同日開会の臨時議会に事業費約3千万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を提出して、可決された。
自転車利用時のヘルメット着用は改正道交法により4月1日以降、努力義務になった。市が、通勤通学時の自転車利用者の着用状況を市内にある東武野田線の2駅の市営駐輪場で目視調査したところ、着用率が2.16%と低かったことなどから、着用を後押しするため独自支援を決めた。
補助の対象は4月1日以降の自転車乗車用ヘルメット購入者で、SG(一般財団法人製品安全協会)やJCF(公益財団法人日本自転車競技連盟)など5団体のいずれかの安全基準を満たしている商品。購入から6カ月以内に申請する必要がある。
問い合わせは市市民生活課(電話)04(7199)4898。