JR福井駅高架下の商業施設「プリズム福井」が、5月28日に閉館する。来年春の北陸新幹線県内開業に合わせて新たな商業施設としてオープンする予定で、複数の関係者によると、新施設開店までは駅構内に設けるコーナーで一部テナントが仮営業する。休業中の一時的な減収や人繰りに頭を悩ませる業者もある中、近隣や郊外の商業施設で商品の取り扱いを決めた店も出てきた。
複数の関係者によると、仮設コーナーは5店程度を想定しており、6月中の営業開始を見込んでいる。幅1.5メートルのショーケースを、プリズム福井と駅コンコースをつなぐ出入り口付近に設置。営業時間は現在と同じで、出店意向の調査と業者の選定を進めている段階という。また、駅改札付近の一角にコンビニが移転する予定で現在、工事が進められている。
プリズム福井を運営する金沢ターミナル開発（石川県金沢市）の担当者は「現段階で発表できることはないが、仮営業についてはJR西日本と調整を進めている」としている。
