葵祭の行列、16日に順延 天候の悪化見込まれ

葵祭の行列が順延となった京都御苑=15日午前、京都市上京区

 15日に予定されていた京都三大祭りの一つ、葵祭の行列は天候の悪化が見込まれるとして16日に順延されることになった。葵祭行列保存会によると、最近では2012年にも雨で順延した。

 行列は、十二単姿のヒロイン「斎王代」ら約500人が新緑の都大路を歩くが、新型コロナウイルスの影響で中止が続いていた。開催されれば2019年以来4年ぶり。

 葵祭は上賀茂神社と下鴨神社の例祭で、7月の祇園祭、10月の時代祭と並ぶ京都三大祭りの一つ。6世紀、欽明天皇の時代に、大凶作が続いたため、五穀豊穣を祈ったことが始まりとされる。

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