【第36節】アーセナル vs ブライトン
5月14日、プレミアリーグ第36節アーセナル vs ブライトンの試合がエミレーツ・スタジアムで行われた。
アーセナルはオレクサンドル・ジンチェンコがケガでベンチ外となり、キーラン・ティアニーが左サイドバックとして先発出場。ブライトンはモイセス・カイセドが右サイドバックに入り、三笘薫は本来の左ではなく右サイドMFでスタートした。
開始早々、三笘がガブリエウ・マルティネッリとやや危険な形で衝突し、その直後にはカイセドがマルティネッリに後方からのタックルを仕掛けるなど荒れ模様の立ち上がりの中、12分にはブライトンに最初のチャンス。自陣からのロングフィードをフリオ・エンシソが受け、左足でニアサイドを狙ったが、アーロン・ラムズデールが反応して弾き返した。
16分にはアーセナルにチャンス。マルティン・ウーデゴーアが右サイドのブカヨ・サカに展開し、ガブリエウ・ジェズスを経由したボールをウーデゴーアが狙ったが、ゴール右に外れる。ここでアーセナルにアクシデント。カイセドのタックルを受けていたマルティネッリがプレー続行不可能となり、20分にレアンドロ・トロサールと交代する。
24分に深い位置で放ったジェズスのシュートがGKジェイソン・スティールを襲い、31分にはトロサールのシュートがクロスバーをかすめるなど、前半の半ばはアーセナルが優勢に進めた。一方、攻撃が停滞していたブライトンは三笘とエンシソのポジションを入れ替える。すると37分、左サイドの三笘が対面のベン・ホワイトをかわしてクロスを送るなど、ブライトンが盛り返す。
前半アディショナルタイムにはアーセナルがCKから連続攻撃を仕掛け、最後はサカがフリーで左足を振り抜いたが、惜しくもゴール右へ。様々な出来事が起こった前半だったがスコアは動かず、0-0で折り返す。
後半立ち上がりの51分、ブライトンは自陣からのフィードを三笘が受けてキープし攻め上がったエストゥピニャンへ。シュートのクリアボールを再びエストゥピニャンが拾って右足で合わせると、ワンバウンドしたボールをエンシソが頭で押し込み先制する。
アーセナルも64分、右サイドから左サイドへとボールをつなぎ、最後は途中出場のリース・ネルソンが右足を振り抜いたが、右ポストのわずか右側をすり抜けていく。
その後はアーセナルが猛攻を続けたが、ブライトンは86分、高い位置で相手のパスをカットし、途中出場のデニス・ウンダヴがこぼれ球を拾ってループシュート。リードを広げると、試合終了間際にはウンダヴのミドルシュートをラムズデールが弾いたところをエストゥピニャンが押し込んでダメを押した。
勝利したブライトンは勝ち点を58に伸ばし、敗れたアーセナルは勝ち点81のまま。首位マンチェスター・シティとの勝ち点差は「4」に広がり、次節にマンチェスター・シティの優勝が決まる可能性が出てきた。
次節、アーセナルはアウェイでノッティンガム・フォレストと対戦する。ブライトンは5月18日に第25節順延分のニューカッスル戦に挑んだ後、次節はホームでサウサンプトンと対戦する。
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