初夏の味求め 長崎・4年ぶり「びわフェスタ」盛況 販売開始前から行列も

大勢の市民でにぎわったびわフェスタ=長崎市、ベルナード観光通り

 長崎県長崎市で生産された露地ビワなどを対面販売する「びわフェスタ」が13日、同市中心部のベルナード観光通りで始まり、大勢の市民が買い求めた。14日まで。
 JA長崎せいひなどでつくる「長崎びわ産地活性化推進協議会」(田中八夫会長)が主催し、今年で25回目。新型コロナウイルス感染症の影響で昨年まで3年連続で対面販売は中止しており、4年ぶりの開催となった。
 田中会長はテープカットの前に「今年1月の大寒波で産地は壊滅的な被害を受けたが、生産者の努力などで(生産量は)例年の3、4割まで回復した。大変おいしく仕上がっており、長崎の初夏の風物であるビワをご賞味ください」とあいさつした。
 販売開始前から行列ができ、来場者は露地ビワの優良品種「なつたより」などを次々と購入。価格は1箱2500円~4千円。地方発送や予約販売も受け付ける。試食コーナーもあり、市民が早速味見していた。

© 株式会社長崎新聞社