大学医師34%が残業960時間超見込み

時間外・休日労働時間が年960~1860時間となる見込みの大学病院の医師が、上限規制が適用される2024年度に34.1%を占めることが、81大学が回答した文部科学省の調査でわかった。

勤務実態の把握について、「自院の労働時間」は93.8%と高いが、「兼業・副業先の労働時間」を把握する大学は63.0%と低い。勤務管理システムを導入する大学も、53.1%にとどまる。また労働時間短縮で、80%以上が「教育・研究に影響が生じる」と指摘した。


一般社団法人全国医学部長病院長会議「大学病院における医師の働き方に関する調査研究報告書」から
厚生労働省「医師労働時間短縮計画作成ガイドライン 第1版」から

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