ニーハオ!!!! - ガールズバンドという括りは釈然としないけど、女性がバンドをやっていること、女性であるのがアイデンティティだということを、堂々と当たり前に見せていきたい

ニーハオ!!!!には制限が全然ないからいろいろやれるし、それが面白い

──4月に行なわれた『i!i!i!i!』レコ発ワンマン50曲一本勝負、楽しかったです! 一人一人の個性やキャラが増して、同時にバンドの一体感も増していて。凄く良かった。で、今日はそのへんのことや新作のことを。まず4人揃ってのインタビューなのでベースのミーちゃん、ギターのカオリちゃんがニーハオ!!!!に入った経緯から聞かせてください。

BLUE YUKARI:私は今日はあんまり喋らんとこ(笑)。

RED ARIKO:まずはミーちゃんやな。

YUKARI:私がthreeやBASEMENTBARで、ベース誰かいないかなっていろんな人に相談してたんです。そしたらミーちゃんがいいんじゃないかって。

YELLOW MIWAKO:私は前にTHE LET'S GO'sってバンドにいたんですけど、ニーハオ!!!!に企画に出てもらったこともあって。

YUKARI:そうそう。でも実はもっと前にも対バンしてるんだよね。

MIWAKO:そうなんです。まだ地元の山形でバンドやってた頃、ニーハオ!!!!が山形に来て、そのイベントに私も出演していて。

──THE LET'S GO'sはロックンロール・バンドですよね。だからミーちゃんがニーハオ!!!!に入ったって知って、ちょっと意外だったんです。ミーちゃん自身は? ニーハオ!!!!をどう思いました?

MIWAKO:単純にカッコイイって思ってたし。ニーハオ!!!!に入って一緒にプレイできるのが凄い嬉しかったんで二つ返事で入ります! って。ラッキーチャンス到来! って(笑)。

──ジャンルが違うし…、とかそんな発想はなかったんですね。

MIWAKO:全然なかったです。でも、どうやってやるんだろう? とは思いました(笑)。全然わかんないんですよ、曲の構成とか演奏とか、掛け声とかもどうなってるんだ? って(笑)。どうやって覚えよう? ってなりましたけど、スタジオは楽しかったし、お腹抱えて涙流すぐらい笑ってました、最初から(笑)。

──好奇心でワクワクした感じ?

MIWAKO:うん、そうですね。ジャンルが違う音楽っていうより、新しい音楽っていう。わけがわからな過ぎて興味深くて、やってみたい! って思ったんです。あと私は昔から女の人が歌ってる曲が好きだし、ガールズバンドが好きで。山形にいた頃から女の子だけでバンドやってたし。そういうのがあるから、自然にニーハオ!!!!に入れたのかもしれない。

──カオリちゃんは?

PURPLE KAORI:ニーハオ!!!!はもともと知っていて。私はLisaroomeRってバンドを10年ぐらいやってるんですけど、ニーハオ!!!!と対バンさせてもらったこともあるんですよ。ただ挨拶するぐらいしか話したことはなくて。それがある日突然連絡が来て。ライブの誘いかなって思ったら、前のギターが抜けることになって、どうかな? って。そのときニーハオ!!!!はミーちゃんはメンバーになってたしバンドスタイルが確立されていたんで、そんなに違和感は感じなかったんです。でもいざ入ってみたら、なんだコレは!? って(笑)。それまでドラムに合わせて演奏を作っていくやり方しかやってこなかったんで、ニーハオ!!!!はドラムが普通のスタイルとは違うじゃないですか(笑)。

ARIKO:私のせいやな(笑)。

KAORI:ミーちゃんはなんかわかんないけど合ってるんですよ。どうやって合わせてるの? って不思議で。

──ミーちゃんはすでにわけわかんないほうになってた(笑)。

MIWAKO:いつのまにか(笑)。

KAORI:最初のうちは前任のギターの人のコピーをするとこから始めて、だんだん自分も曲作りから参加して、自分のギターを考えて弾くようになって…。でもどうやって? どうギターを入れるの? って。曲作りも独特で初めての感じの作り方で。これでいいのかな? って不安もありつつ、それ以上に面白いなーって。

──わけわかんないっていうのが加入の理由って、最高です(笑)。

KAORI:制限とか全然ないからいろいろやれるんですよ。それが面白いんです。

みんなが自由にやってくれてることが、自分がやりたいことと一緒になってる

──ミーちゃんとカオリちゃんをメンバーに誘ったのは?

YUKARI:それぞれのライブを見てるから絶対いいって思ったし。この人となら何か面白いことができるなって。なんかわかんないけどそう思ったんですよ。こういう音を出してほしいからこの人とやりたいではなく、この人とやったら何ができるかわかんないけどきっと面白い、この人とやったらどんなことができるか楽しみ、そういう感じです。

──そもそもニーハオ!!!!はそうやって結成したわけですもんね。

YUKARI:そうそう。ニーハオ!!!!はこの人と一緒に遊びたい、アリコと一緒に遊びたいから始めたんです。しかも当時は音楽じゃなくてもよかったかもしれない。ただただ一緒に遊んだら面白くなりそうな人。化学反応って言葉、なんかダサいから使いたくないんですけど、そういうような予想外なことが起こる人と一緒に何かやりたい。

ARIKO:そういうとこ、こだわるよね(笑)。

──一緒に遊びたい、面白いことやりたい。そこは貫かれてますよね。今作だってそうだし。

YUKARI:そうですね。

──その面白いことが、今はガッツリと音楽なわけで。

YUKARI:音楽が潤滑剤っていうかプレイグラウンドっていうか。共通の趣味があったほうが友だちになりやすいでしょ。それが音楽だったっていう。

──このメンバーになって5年ぐらい?

ARIKO:2018年だから5年ぐらいですね。

──ミーちゃんとカオリちゃんはニーハオ!!!!に未知なイメージがあったわけで。それは変化していきました? わかってきた! っていうふうに。

MIWAKO:私はそのまま。わからないままです。今もそのままを楽しんでる感じです。

KAORI:私はどんどんなんでもありになってきてます。一体感って言っていただいたけど、どっちかっていうと好き勝手にやってます。

──そうなんですよね~。好き勝手だと思う。でも一体感も増してる。なんでかな? って考えたら、4人はニーハオ!!!!が大好きだからなんだなって(笑)。

YUKARI:信頼感なんですよ。任せておけばなんとでもなる、なんでもOKって今はホントに思っていて。曲作りでも信頼してるから任せっぱなしでいいし。以前はけっこう、こういうふうにしたいなっていう曲のビジョンを、4人みんなが楽しく気持ちを込めたものに、どうやったら実現できるだろう? ってちょっとは考えてたんですけど、今は考えることがなくなって。みんなが自由にやってくれてることが、自分がやりたいことと一緒になってる。それがニーハオ!!!!になってるんですよね。

──ニーハオ!!!!が好き、ニーハオ!!!!楽しいっていうとこだけで、これだけ強く繋がってるのって凄くいいなぁ。

YUKARI:どのバンドもそうだと思うけど、全員の見てるとこが一緒ってなったら凄い力が出ると思うんですよ。同じところを見てる、同じことを楽しめてる、そしたら凄くいい演奏ができる。それはずっと思っていて。今のニーハオ!!!!はそれをやれてるなって、手応えみたいなものを感じてます。

──このメンバーになって、ライブをどんどんやってからの今作っていうのも大きいでしょうね。

YUKARI:うん。レコーディングや、ライブやツアーが終わった後とか、なんか凄くいいんですよね、バンドって。もちろん、練習でも音を出して精度が上がってるっていうのもあるんですけど、レコーディングやツアーの後の感覚、その時のバイブレーションや空気。同じ時間を共有したっていう。そういう経験を4人で得られてるなって。それは大きいと思います。めちゃくちゃ4人で大爆笑してますもん。

意味はないけど理由はある

──一体感ってそういうとこから出てくるんでしょうね。では曲作りについて。実際、どんなふうに?

MIWAKO:最初にユカリさんがアイディアを出したり、ユカリさんとアリちゃんでやってる音に、私とカオリちゃんがスタジオでせ~のって乗せてみたり。

KAORI:ミーちゃんは早い段階から曲に一緒に入るパターンがけっこうあると思うんですけど、私はみんなが演奏してるときも黙って見てることがあって。考えてるんですよ。

──最後にギターがブワッと。

KAORI:そうですね。曲にコンセプトがあったらそこに沿ったギターを考えるんですけど、コンセプトはあってもなんでもありだから。

──お手本のないバンドだし。

KAORI:そうですよね。結果、好き勝手にやってます(笑)。

──曲順も凄くいい。最後、「Pajama party in ニーハオ!!!!」で楽しく締めくくるかと思ったら…、

YUKARI:大団円みたいな。

──そうそう。そしたらラストは「Don't Obsess」でビシッと。で、最初、1曲目の「ムーンライト楽団」でまずびっくりして。続く「HAKA」、「So tough & So tough」、「ANTI ANGER CONTROL」とそれぞれ違ったカラーのハードコアを決めて、中盤になっていくと「SPIDER14」、「SPIDER15」、「SPIDER16」とSPIDERが続く(笑)。

ARIKO:謎のSPIDER(笑)。

YUKARI:SPIDERは2ndアルバムぐらいからやっていて。

ARIKO:長い付き合いなんですよ、SPIDERとは。

──今回でSPIDERが16曲までできた。ずっと続いているSPIDERこそ、ニーハオ!!!!の象徴だと思うんですよ。意味がないじゃないですか、SPIDERは。

ARIKO:ないない。タイトルのSPIDERにも意味ないし。マジに意味のない曲を作り続けてる。

──だからこそやり続ける。

ARIKO:大事なんですよ、意味のないことは。前にカオリちゃんに「アリちゃんは、意味はないけど理由はあるねんな」って言われて。

──ああ、なるほど!

ARIKO:確かに! って思って。ホンマにSPIDERは意味は全くないけど理由はある。その理由はナニ? って聞かれたらちょっとわかんないけど(笑)。理由はメッチャある。

──うん。意味がないっていうのがニーハオ!!!!の原点であり支柱であるんだと思う。

YUKARI:同じタイトルで意味ない曲を作り続けてる。怒涛の短さで攻めまくる、こんなことできるバンドっていないじゃないですか。だからエッヘンって感じ(笑)。これはうちら4人だからできることで。もちろんこのメンバーの前もやってきてるけど、今のSPIDERはホント難易度が高くなってる(笑)。

──確かに難しそう。

ARIKO:SPIDERだけでライブやりたいもんな(笑)。今、SPIDERは16曲まであるから、たぶん10分ぐらいで終わるな(笑)。

YUKARI:SPIDERが40ぐらいになったらライブやろか(笑)。

KAORI:難しそうだな(笑)。メッチャ展開するSPIDERもあるし。ショートチューンなのに(笑)。

YUKARI:意味ないことって大事じゃないですか。いつも思ってるけど、たかが音楽ですよ。人を救うためにやってるわけじゃないし、救えへんし。崇高なことなんかやってないし。今回のタイトル『i!i!i!i!』はアイアイアイアイって読むんですけど、4人が「はい! はい! はい! はい! あたし! あたしー!」って手を挙げてるイメージ。

──このタイトルは「Ownership rights」の歌詞から?

YUKARI:そうです。最初は「Ownership rights」のタイトルが「i!i!i!i!」だったんですけど、アルバムのタイトルにしました。

敢えて“ガールズバンド”って言っていきたい

──ポップで痛快で、「はい! はい! はい! はい!」って手を挙げてるんだけど、私は、女性が立ち上がる曲だと思った。「Ownership rights」っていうタイトルからして。

YUKARI:大人になって、世の中を知っていって、いろいろ経験して、考えるようになって、そこから出てきた思いっていうのもあるんやけど、それより前の、ホント幼稚園児が「あたしあたしー!」って、「コレあたしのだからね!」とか「あたしの番だからね!」とか。「ルール守りたくないー!」だったり「これはイヤ! あっちがいい!」だったり。ちょっとこう、原始的な感じで。

──ああ、そうか。タイトルを訳すと「所有権」だけど、男に所有などされないぞっていうより、欲しいものは所有していくぞっていう。

YUKARI:そうですね。

──「君のファムファタルじゃない」って曲もあって…。

YUKARI:確かに「女性」ってことは大きなテーマではあって。女性というアイデンティティが。なんかよく、「ガールズバンドって言われたくない」って言う人がいて、もちろんわかる。男と同じようにバンドやってるだけなのに、女性というカテゴリーに入れられて。

──女性バンドとかガールズバンドとは言われるけど、男性バンドとは言われないですもんね。

YUKARI:言われないですよね。

──私も原稿を書くとき、昔は何も考えずにガールズバンドとか紅一点とか書いてたけど、今は考える。バンドを紹介するのに女性って書く必要があるかどうか。そもそもここで性別を書く必要はあるのか? って。

YUKARI:うん。えんたえさんも女性ライターって書かれたらあんまりいい気分はしないですよね?

──しないでしょうね。女性の視点じゃなく私の視点だって思う。

YUKARI:女性っていうカテゴリーのおかげでイヤなこともありますよね。今は男とか女とか関係ないって思えてるバンドもいると思う。ただ、ミーちゃんがさっき、女性バンドが好きって言ってて、ステキだなって思って。ガールズバンドで括られてめんどくさいこともあるし舐められることもあるのは、私たちも経験してる。だから自分たちで括るのっておかしいかもしれないけど、ガールズバンドっていうことはニーハオ!!!!のアイデンティティなんですよ。

──女性がやってるってことを伝えたい?

YUKARI:伝えたいっていうか、実際女性のバンドなので。オールフィメールバンドですもん。女性がバンドをやってるということを、女性であるのがアイデンティティだということを、堂々と当たり前に見せていきたいんです。

──バンドをやっていくのに性別は関係ないって思って、だからこそ、男性の真似をするでも張り合うでもなく、女性が当たり前にバンドをやってるのを見せたい。

YUKARI:はい。だから敢えてガールズバンドって言っていきたいんです。それで近い将来、「昔はガールズバンドなんて呼ばれてたよね~」って言いたい。ガールズバンドなんて言わなくていい世の中になっていってほしい。矛盾してるかな? でもそう思ってる。

──後に続くバンドやりたいって思ってる女の子たちのためにもね。うん。よくわかりました。ニーハオ!!!!がライブで4人が横一列に並んで演奏してる姿が大好きです。4人の違う女性がいて、一括りにはできないんだぞっていう感じで。

YUKARI:横に並ぶからメンバーの顔が見えへんのが寂しい(笑)。

ARIKO:けっこう見えてるよ。

MIWAKO:私も見えてる。

YUKARI:え? アイコンタクトとかしてる? してる?

MIWAKO:ユカリさんは隣で近いからよく見えてる。カオリちゃんとはアイコンタクトしてます。

ARIKO:え? アリコとは? アリコとアイコンタクトして!(笑)

──仲いいなぁ(笑)。

YUKARI:私は3人のこと大好きなんですよ(笑)。

──今回はボーカルを4人全員でとってますよね。だから余計一体感というか仲の良さというか。アルバムの後半が、もう「私たちはニーハオ!!!!ですー! ニーハオ!!!!はこんなに楽しいですー!」って高らかに言ってるような曲が続くよね(笑)。実際は言ってなくても。

ARIKO:確かに(笑)。

YUKARI:実際今作、歌詞の中にNI-HAO!!!!って言ってる曲いっぱいあるしな。

ARIKO:何回NI-HAO!!!!って言ってるんだっていう(笑)。

日常で感じる怒りとか悩みとか葛藤とか、いろんなものにニーハオ!!!!のライブが響いたら

──ホントにニーハオ!!!!が好きなんだなぁ(笑)。後半の流れはポップで派手で。「BUY1 GET2」、いいですよね~。

YUKARI:90年代のオルタナっぽい。

──確かに。ベースの低音と歪んだギターがカッコイイ。「TRIP WITH YOU」はクールかつ派手で、「pajama party in ニーハオ!!!!」はポップでダンサブル。ちょっと70'sロックの華やかさがある。

KAORI:あ、私、「pajama party in ニーハオ!!!!」はちょっと70年代を意識して弾きました。

──この後半のダイナミックなロックの流れは気持ちいい。

YUKARI:曲順、どうやって決めたんだっけ。

ARIKO:なんか最初、この曲順でいきますってのがあって。で、私は東京に住んでなくて、最初に曲順のイメージを聞いてたんやけど、次に東京に行ったときにはだいぶ変わってたな。だいぶ変わってこの形になって。たぶんメンバーの中で一番このアルバム聴いてるのは私なんですよ。東京に住んでないぶんスタジオに入る回数が少ないからメッチャ聴いて。しかも飛ばすことなく毎回頭から最後まで。聴き終わってもまた聴かなあかんって思うんですよ。寝る前のリラックスしてるときに、このハイパーな曲を聴くと疲れるわ~って。でも聴き始めたら、すぐ自分もハイパーになってる(笑)。凄くいい流れ、いい曲順だと思います。

YUKARI:でも「ムーンライト楽団」が1曲目ってどう?

ARIKO:いいっしょ! 最初に驚かすというか、ずっこけさせるというか(笑)。

YUKARI:いまだにあの曲って一体なんなんだろう…って思ってる(笑)。

──でも感動したよ(笑)。

ARIKO:ほらな(笑)。

YUKARI:「ムーンライト楽団」にですか?

KAORI:私も感動した。最後に録音したからかな(笑)。

──いやホント、いいアルバムです! メッセージが響く曲から意味のない曲まで(笑)、楽しいってことが貫かれていて。ライブもどんどん良くなりそう、楽しくなりそうですね。

YUKARI:ずっと思ってるのは、自分が『古事記』に出てくるアマノウズメみたいになりたいなと。天照大御神が天の岩戸の中に隠れて世の中が真っ暗になって。みんなが岩戸から出そうとするけど出てこない。そこにアマノウズメが楽しそうに踊って、みんなも楽しくなって踊り出して。天照大御神は楽しそうなのが気になって岩戸から出てきたっていう。あたしはアマノウズメみたいに、ライブの一瞬を祝祭に変える巫女みたいになれたらいいなって。なんかこう、みんなつられて沸き立って楽しくなっちゃうような、そんな空間を作りたい。みんなが日常で思ってる怒りとか悩みとか葛藤とか、いろんなものにニーハオ!!!!のライブが響いたらいいなって。そこに触れて沸き立って楽しくなればいいなって。ニーハオ!!!!の曲が、曲のどこかが、なんか叫んでる声が、お客さんが抱えてるモヤモヤに触れて、いつのまにか踊ってて、エネルギーが出てくる感じ。ライブは祝祭だから日常を忘れていい、忘れて踊って楽しんでほしいんだけど、気づいたらエネルギーになってたっていう。それが音楽をやるにあたっての大きなテーマ。

──うんうん。家に帰って日常に戻ってもエネルギーが出てくるっていう。

YUKARI:うん、そうですね。ニーハオ!!!!は誰かの人生を変えるとか大それたことはできないけど、ニーハオ!!!!のライブを初めて見る人が、いつのまにかメッチャ楽しかったって気持ちになってくれたらいいなって。たぶんそれはメンバー全員経験しているんですよ。ニーハオ!!!!はアウェイのライブも随分やっていて、そこでお客さんがいつのまにかメッチ楽しそうになってるのは経験してるから。

KAORI:私、ニーハオ!!!!に入る前、ニーハオ!!!!からそれを感じたことがあります、客として。いつのまにかメッチャ楽しかった。自分がメンバーとして入ってからは…、演奏するのに必死なとこがあるから。でもお客さんが勝手に盛り上がってくれるのは本当に楽しい。

MIWAKO:私はなんか凄い原始的な感じでライブやってます。振動っぽい感じ(笑)。ニーハオ!!!!が鳴らしてる振動で、お客さんのみんなも振動しているっていう。あとメンバー同士の振動。ニーハオ!!!!のライブはそういう感じがする。

──ライブを観てると自分もニーハオ!!!!になってる気分になる。

ARIKO:ステージ上がっちゃってくださいよ(笑)。

──そう思ってる人はきっといっぱいいますよ。

ARIKO:じゃ、全員がステージに(笑)。

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