5月14日、2023年MotoGP第5戦フランスGP MotoGPクラスの決勝がフランスのル・マン-ブガッティ・サーキットで行われ、レプソル・ホンダ・チームのマルク・マルケスとジョアン・ミルはともにリタイアで終えている。
記念すべき1000回目を迎えた今大会の決勝レースは、転倒が相次ぐ波乱の展開となった。フロントロウからスタートしたマルケスは、ホールショットを奪いトップで、ミルは11番手でオープニングラップを終えた。
しかし、ミルは序盤にブレーキングミスで最後尾まで後退し、その後追い上げを見せていたなかで、13周目に転倒を喫してリタイアとなった。そして残り2周、終盤まで先頭集団でバトルを繰り広げていたマルケスだが、7コーナーへの進入で転倒を喫して、表彰台獲得を目前に惜しくもリタイアとなってしまった。
■マルク・マルケス（決勝：リタイア）
「今日のレースには本当に満足している。以前のような走りができたし、バイクに乗ることを楽しめた。残念ながら、望んでいた結果ではなかったけど、限界までプッシュできた。今大会は本当に忙しく、多くの仕事をこなした。表彰台に立てれば、これまでがんばってくれたチームにとっても大きなご褒美になったと思う」
「毎戦、今日のような戦いをするためには、もう少し改善する必要がある。転倒は7コーナーだったけど、6コーナーで大きく振られ、完ぺきなライン取りができなかったためだ。今日はMotoGPのレースができた。集まった大勢のファンにも、すばらしいレースを見てもらえたと思う」
■ジョアン・ミル（決勝：リタイア）
「スタートはとてもよくて、序盤は快適に走ることができた。トップ10を争う大きな集団でバトルしているときは、スリップストリームが効きすぎて、ブレーキングがとてもハードだった。そして、アレイシ・エスパルガロにぶつかりそうになり、バイクを立てて回避したけど、そのためにグループから遅れてしまった」
「その後、追い上げながらいろいろなことにトライしましたが、残念ながら転倒してしまった。残念な結果だけど、1分32秒台前半で走ることができた。これは本当に重要なことだ。このポジティブな結果をしっかり分析し、すべてを研究し、次のレースに備えたい」
