ノエル・ギャラガー、新作アルバムを6月にリリース 大規模野外ライブは団地の中!?

英ミュージシャンのノエル・ギャラガー(55)が、6月にリリースする新作アルバムは「1曲も」同じスタイルなしと予告した。同新作は、自身のライブバンド、ハイ・フライング・バーズが実際に参加する初めての作品で、「非常に折衷的」であるものの、実験的なサイケデリックロック作品だった「フー・ビルト・ザ・ムーン」ほど突飛ではないと明かしている。

マンチェスター大学の学生新聞「The Mancunion」のカバーインタビューで、ノエルは「このアルバムは、バンドが全員参加した初めてのアルバムなんだ、いつもは俺が全部やっていたから。最終的に聴いてみると、とても多岐にわたっている。2017年の『フー・ビルト・ザ・ムーン』ほど突き抜けてはいないけど、最初の6、7曲の流れの中に、1曲も同じスタイルはない」と語った。

1月に22年連れ添った妻サラ・マクドナルドと離婚したノエル。歌詞の内容については、非常に「内省的なアルバム」だという。「誰もパンデミックを経験したことがなかった。(曲を書いた)あの時代に戻れば、未来がどうなるのか、本当にわからなかったんだ。俺たちは立ちすくみ、空を眺めながら、『いったいどうなるんだろう?この先数年はどうなるんだろう?』という感じだった。そして自分がどうやってここにたどり着いたのかを振り返ったんだ。何よりも内省的なアルバムなんだ」とした。

また、8月26日には地元マンチェスターに戻り、ウィゼンショー公園で大規模な野外ライブを行う予定で、市内最大の公団住宅の真ん中にその公園があることから、同新作を歌うのにこれ以上ないほどふさわしい場所と考えているそうだ。

「プロモーターは、ウィゼンショー公園で定期的にライブをしようと考えていると言っていたんだけど、これはアルバムのことを知る前の話だ。皮肉なことに、ヨーロッパ最大の公営団地(カウンシル経営の団地)の真ん中で、『カウンシル・スカイズ』のプロモーションをする初めてのイギリスでのギグになるんだ。すべてがうまくいって、とても不思議な気分さ」。同新作は6月2日にリリース予定だ。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

© 株式会社神戸新聞社