京都府・市、文化庁と連携強化 移転効果、全国へ波及目指す

京都・文化庁新庁舎

 文化庁が15日、京都市上京区の新庁舎で業務を本格化したのを受け、京都府と市は同庁との連携を強化する。京都の文化・芸術各分野のトップと同庁職員との意見交換会を定期的に開くほか、「地蔵盆」など観光化されていない地元伝統行事を職員に体験してもらう。文化を生かした現場目線の地域活性化策の立案につなげ、移転効果の全国への波及を目指す。

 これらの連携は、府市や京都商工会議所などでつくる「文化庁連携プラットフォーム」が企画。国と地方がタッグを組んだ新しい文化施策の展開を目指す。7月をめどに新たなPRサイトも立ち上げる。

京都市上京区の文化庁の新庁舎

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