5戦未勝利のローマ…それでもモウリーニョ監督は「パフォーマンスを誇りに思う」

写真:Getty Images

ローマのジョゼ・モウリーニョ監督が、ドローに終わったチームのパフォーマンスを誇った。クラブ公式サイトが伝えている。

ローマは14日に敵地で行われたセリエA第35節で、ボローニャと対戦した。

リーグ4戦未勝利のチームは、18日に控えたヨーロッパリーグ(EL)を見据えて多くの主力を温存。立ち上がりこそ拮抗した展開ながら徐々に押し込まれると、カウンターからの好機も活かせずハーフタイムへ。後半も最後まで膠着状態を打破できず、ゴールレスドローに終わった。

セリエAで5試合未勝利となったモウリーニョ監督は、試合後にセリエAとELの両立には限界があると主張。そのうえで、チームができる限りの姿を示していると強調した。

「私は、我々のパフォーマンスを本当に誇りに思っている。このクラブでは、15歳の少年だろうと、ローマ・フェミニレの選手だろうと、プロ意識、ハート、ソウル、団結力は変わらない」

「我々のアプローチに衰えはない。選手の質は違っても、原則は一貫している。ここで何人かの選手を紹介したい。ミル・スヴィラールとフィリッポ・ミッソーリはここで初先発となり、ベンジャミン・タヒロビッチもこれまであまり出番がなかったが今日は出場した。そして全体的に見れば、チアゴ・モッタが率いる素晴らしいボローニャを相手に、本当に良いプレーをしたと思う」

「ファンは私の言葉に耳を傾けるべきだ。リーグ戦で2位と3位の間を何週間も行き来していたときでも、私は常に『1試合1試合を大切にしよう』と言い続けてきた。それは試合が多くなれば、両方の大会で勝ち進むためのリソースは足りなくなってしまうからだ」

「セリエAとEL、どちらかを選ぶということではない。それはケースバイケースで判断するものだ。そして、それが我々のアプローチでもある。これはこの2~3カ月間、ずっと言ってきたことだ」

「我々は素晴らしい歩みを見せてきた。(ELで)決勝に進むかどうか、(セリエAで)4位になるか7位になるか、その結末をどう考えても自由だ。それでも、このチームの若者たちは今シーズン、自分たちの限界に挑戦してきた。それについて、何の不満もない」

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