道が遺族に謝罪 江差高看パワハラで生徒自殺 第三者委が教員のパワハラと自殺の関連認定 遺族「人生狂わされる子、今後出さないで」

道立江差高等看護学院に通っていた男子生徒が2019年に自殺した問題で、道は15日、遺族に対して初めて謝罪しました。

(道保健福祉部・地域医療推進局 岡本収司局長)「心よりお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」

この問題をめぐっては、遺族の要望を受け道の第三者調査委員会が教員のパワハラと自殺の関連について調べていて、ことし3月に学院の学習環境が自殺の要因となったと認定する結果をまとめました。15日は道の担当者が遺族に対し、調査の結果と今後の対応方針について説明しました。調査結果ではパワハラを疑われていた9項目のうち4項目を3人の教員によるハラスメントと認定し、その全てで自殺との関連性を認めました。

(遺族)「亡くなった原因がパワハラにあると少しでもわかってよかった。(息子以外にも)人生狂わされた子がたくさんいるのでそういう人を今後出さないでほしい」

道は今回パワハラが認められた教員のうち、退職していない2人について懲戒処分を検討するとしています。

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