ロシア選手の復帰「問題なし」 IJF会長、世界柔道を総括

インタビューに応じる国際柔道連盟のビゼール会長(共同)

 【ドーハ共同】国際柔道連盟(IJF)のビゼール会長は世界選手権最終日の14日、ドーハで共同通信のインタビューに応じ、ウクライナ侵攻に伴い国際大会から除外されていたロシアとベラルーシが個人の中立選手(AIN)で復帰した今大会を「問題はなく、全てが順調に進んだ」と総括した。

 調査会社に依頼し、侵攻の支持を示す行動をしていないかなど中立性を確保するために両国の選手や関係者を調べ上げたという。AINの19人は金1、銀1のメダルを獲得。大会では握手拒否など選手間のトラブルは表面化せず「全選手が大会に参加できることは普通のこと。私たちの競技に戦争や政治、差別の場所はない」と強調した。

© 一般社団法人共同通信社