「創造性育てる教育を」 AI普及でOECD局長

記者会見するOECD教育・スキル局長のアンドレアス・シュライヒャー氏=15日午前、東京・内幸町の日本記者クラブ

 12~15日に開かれた先進7カ国(G7)教育相会合に出席した経済協力開発機構(OECD)のアンドレアス・シュライヒャー教育・スキル局長が15日、東京の日本記者クラブで記者会見し、「チャットGPT」など対話型人工知能(AI)の普及を踏まえた今後の学校教育について「創造性や主体性を育てる教育に変化する必要がある」と提言した。

 富山、金沢両市で開かれた教育相会合は、15日に閣僚らが金沢大を視察して閉幕した。

 OECDによると、AIの読解力が人間並みだったとの調査結果があり、対話型の登場でさらに能力向上が進むとみている。シュライヒャー氏は単純な知識教育から転換するべきだと指摘した。

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