ダイハツ、試験不正で第三者委 車両の側面衝突、原因調査

 ダイハツ工業は15日、タイなど海外市場向け車両の衝突試験の認証手続きに不正があった問題で、外部の専門家で構成する第三者委員会を設置したと発表した。弁護士や技術面の専門家ら3人で構成し、原因の究明や再発防止策の提言を担う。

 ダイハツは4月、親会社トヨタ自動車のブランドで販売する「トヨタ ヤリスエイティブ」など4車種で不正があったと発表。滋賀県内の拠点で車両開発中に実施した、側面からの衝撃に対する安全性を調べる試験の際、ドアの内張りに不正な加工を施していた。

 ダイハツは「経営側が現場に寄り添えず、不正が発生したと考えられる。第三者委の調査に全面的に協力する」とコメントした。

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