広島電鉄 コロナ禍からの黒字転換 新乗車券システムの開発など注力へ

広島電鉄が昨年度のグループの決算を発表しました。コロナ禍からの回復の影響もあり、純損益は3期ぶりに黒字となりました。

広島電鉄の昨年度の連結決算は、売上高が前年とほぼ横ばいの274億円5000万円となりました。最終的なもうけを示す純利益は9億4300万円で、3期ぶりの黒字となりました。

電車・バスなどの運輸業については売り上げが、コロナ禍前の82%まで戻りました。今年度については、90%程度にまで回復すると予想しています。

広島電鉄 椋田昌夫 社長
「インバウンドを期待しているが、基本的に国際情勢や経済の物価高騰とかを考えると、非常に(売り上げが)増える部分もあるが、マイナスの可能性もゼロではないので現状の中で9割で予算を組んだ」

来年10月のサービス開始を目指すQRコードを使った新乗車券システムの開発など、サービス向上に注力していくということです。

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