日本維新の会・音喜多駿参院議員が語る統一地方選挙振り返り!あの時事ネタどう思う?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

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2023年5月15日に公開された動画ではゲストに日本維新の会参院議員の音喜多駿氏をお招きし、統一地方選挙の振り返りと新党立ち上げの難しさについて語っていただきました。

維新のさらなる党勢拡大の課題とは?

【このトピックのポイント】
・統一地方選挙で維新は600議席の目標達成。空白地帯の解消が今後の課題
・日韓首脳会談の岸田首相の言葉を音喜多氏は評価「外交は良い」
・政党立ち上げで大変なのは資金集めと人材集め

音喜多氏のプロフィールは以下の通りです。

39歳という若さで日本維新の会の政調会長を務める音喜多氏。

そのことを指摘するとフランスのマクロン大統領やカナダのトルドー首相が30代の頃から活躍していたことを挙げ、「60代で若手と言われる日本が異常。そのことを声を大にして言い続けないといけない」と言い切りました。

今回は以下の質問からいくつかピックアップして音喜多氏に回答していただきました。

統一地方選挙の成果と課題は?

今回の統一地方選挙で日本維新の会は599人が当選。現職175人と合わせると774人で当初掲げた600議席の目標を達成しました。

音喜多氏は600の目標に対し「いけると思っていたしいかなきゃいけないと思っていた」としつつ、774という結果については「予想以上のご期待をいただいた」と振り返りました。

また「前半戦後半戦分かれたことも東京的には良かった」と音喜多氏。奈良県知事選挙、そして大阪府市の両首長・両議会の4つの選挙での勝利によって維新の勢いが増し、後半の選挙ではかなりの追い風になったとのことです。

実際、東京のいくつかの選挙では維新の候補がトップ当選を果たすなど、関西以外の地域でも着実に勢力を拡大していることがうかがえます。

一方で今後の課題として音喜多氏が挙げたのは空白地帯の存在です。青森や佐賀などまだ維新の支部がない地域で候補者を見つけ育成することの難しさについて言及しました。

その対策として「魔法の杖はない」と音喜多氏。政治塾やwebエントリー説明会で地道に候補者の発掘に取り組むとコメントしました。

あの時事ネタにこたえて

日韓首脳会談 元徴用工で岸田首相「心が痛む思い」

元徴用工の問題について韓国側が示した解決策の履行が進んでいることについて、岸田首相は「心が痛む思い」と述べました。

音喜多氏は岸田首相の言葉について「日本の立場を変えずに韓国側の対応に寄り添う対応」と一定の評価を示しました。

また、今回の日韓首脳会談のほかにウクライナ訪問などを挙げ、岸田首相の外交手腕を評価。「少なくともタイミングとしては持ってる」とコメントしました。

MC鈴木邦和「外交は良いってことは内政は微妙ってことですか?」

音喜多氏「まあ、微妙っすね」

松井一郎氏の資金管理団体 会計責任者の照明を職員代筆

松井一郎氏の資金管理団体の不正疑惑について、音喜多氏は「ミスはミスとして改めないといけない」としつつ、ミスを完全に防ぐことの難しさに言及。

音喜多氏自身も収支報告書に目を通すものの「これ何だっけみたいなことはたくさんある」とコメントしました。

立憲若手ら「200人以上擁立を」 維新に危機感

当初、次期衆院選に向けて立憲執行部は150人以上の擁立を掲げていましたが、音喜多氏は「野党第一党としては少ない数字」と指摘。中堅・若手議員の提言を受けて200人以上に上方修正したことについて一定の評価を示しました。

また、提言に名を連ねた32人が全員衆院議員である点に言及。

参院議員として、衆院議員との距離を感じることがある喜多氏は「衆院選挙の話だからというのは理屈としてわかるけど、相当参院議員はさみしい感じはあるんじゃないかな」とコメントしました。

政党を立ち上げるってどうするの?

2018年にあたらしい党を結党し、日本を元気にする会や都民ファーストの会の立ち上げにも携わった音喜多氏。新党立ち上げのハードルについて資金面に言及しました。

国政政党と異なり地域政党には政党助成金などの収入はなく、献金やクラウドファンディングによる資金集めが不可欠です。音喜多氏は「すごく大変でした」とあたらしい党結党の際の苦労を振り返りました。

MC鈴木「人材集めも大変じゃんじゃないですか?」

音喜多氏「めちゃくちゃ大変ですね!」

立ち上げの際の人集めは難しく、素晴らしい人材でも家族の反対や金銭面の不安で最終的に辞退してしまうことも少なくないそうです。

MC鈴木が参政党について問うと音喜多氏は「彼らも人材発掘には苦労している」とコメント。統一地方選挙で複数の議席を獲得したことを評価しつつ、候補者を立てきれなかった状況もあったのではと推測しました。

一方で政党立ち上げのハードルの1つでもある政党要件については「その苦労はあったほうがいい」とコメント。今の国政の状況について新党乱立気味とし「国会の議論がとっ散らかっている」と指摘しました。

音喜多氏「多いから多様性でいいってことではない。5、6党くらいでがっつり議論して 論点を整理して、そこに集約していく方が日本の政治の質を上げる気はしますね」

動画本編はこちら!

統一地方選挙で維新躍進!今後の課題は?

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