自動車大手、全7社が増収 円安追い風、23年3月期

自動車大手7社の23年3月期連結決算

 自動車大手7社の2023年3月期連結決算が15日、出そろった。原材料価格高騰が響いたものの、円安を追い風に売上高は全社で増加となった。24年3月期も半導体不足の緩和で生産が回復するなどして全社が増収を見込む。

 23年3月期は、トヨタ自動車の売上高が前期比18.4%増の37兆1542億円で過去最高。円安や販売増が寄与した。純利益は原材料高の影響で14.0%減の2兆4513億円だった。ホンダは二輪事業が好調で売上高が16.2%増の16兆9077億円だったが、半導体や部品不足による四輪車の販売減などが影響し、純利益は6952億円で1.7%減となった。

© 一般社団法人共同通信社