公明、LGBT修正案了承 与党サミット前の提出調整

公明党が開いた性的指向と性自認に関するプロジェクトチームと内閣部会の合同会議=15日午後、国会

 公明党は15日、性的指向と性自認に関するプロジェクトチームと内閣部会の合同会議を国会内で開き、LGBTなど性的少数者への理解増進法案の自民党修正案を大筋で了承した。党幹部が記者団に明らかにした。自民、公明両党は16日の与党政策責任者会議で修正案を正式に了承。19日に開幕する先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)前に国会に提出する方向で調整する。

 公明の山口那津男代表は協議に先立つ党会合で、G7広島サミット前に国会提出すべきだとの認識を示した。野党の対応も注目される。

 自民の茂木敏充幹事長は15日の政府与党連絡会議で、修正案について速やかに党内手続きを終える考えを示した。

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