「もろ手を挙げて賛成ではない」細野豪志自民5区支部長案“しぶしぶ了承”も…残る御殿場の判断は?【現場リポート】

吉川赳衆議院議員が自民党を離党して支部長不在のままの静岡5区をめぐって自民党静岡県連の富士支部など5つの支部は5月15日までに、細野豪志衆議院議員を支部長とする県連の案について了承しました。残る御殿場の支部がどう決断するのか、注目されますが15日夕、会合が行われているということです。静岡5区担当・金原一隆記者の報告です。

<金原一隆記者>

わたしは東名御殿場ICに近い、御殿場市二の岡に来ています。時折雨がぱらつくこちらでは、15日午後5時過ぎから役員などが支部事務所に集まりました。

議題は空席となっている静岡5区の支部長に、細野豪志衆議院議員が就任するという県連の案を御殿場支部として了承するかです。いま、御殿場支部内では細野氏と支部の役員などが今後、5区の支部長として、いかに行動するかなど意見を交わしているものとみられます。

関係者によりますと、実際のところ「もろ手を挙げて賛成ではない」としながらも、就任案を了承した支部もあるそうです。

これまで敵対してきた細野氏を支部長として認めるため、自民党県連としてはすべての支部が賛成する形をとりたいというのが本音で、15日に御殿場支部が細野氏を支部長として認める決定をすれば、県連が党本部に上申し、細野支部長が正式に誕生する運びとなります。

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