三笘に浴びせたタックルの報復を受けた?直後にファウル受け負傷退場のアーセナルFWに闘将キーン氏が持論「精算しなければならない」

写真:Getty Images

マンチェスター・ユナイテッドOBでイギリス『スカイ・スポーツ』の解説者を務めるロイ・キーン氏が、アーセナルvsブライトン&ホーヴ・アルビオン戦での出来事に言及した。

14日、プレミアリーグ第36節でブライトンはアーセナルとアウェイで対戦。前半はアーセナルペースで試合が進んだものの、後半に3ゴールを奪ったブライトンが勝利した。

キーン氏が言及したのは、7分にブライトンのMFモイセス・カイセドが繰り出したアーセナルのFWガブリエウ・マルティネッリへのタックル。一度は回復したマルティネッリだったが、19分に途中交代となっていた。

そしてこのプレーより前の5分、マルティネッリはブライトンのMF三笘薫と交錯。CKのこぼれが高く上がったところに三笘が反応したが、ボールを見ていた三笘にマルティネリが横から突っ込み、体当たりのような形でタックルを食らった三笘はピッチに倒れこんでいた。

その直後ということもあり、キーン氏はカイセドのタックルについて報復の意味があったと示唆している。

キーン氏はまず、マルティネッリの三笘へのプレーについて、「厳しいが、彼は幸運だった。 彼の性格と選手としての立ち位置のおかげで、疑われなかったのかもしれない」と指摘している。

そして直後にカイセドのタックルをもらったことについては、「だが、良いチームメイトがすることは報復し返すことだ」としながら、「あれは良いタックルではなく確かに痛そうで退場を余儀なくされた。彼は傑出していたし、これでシーズンが終わりにならないことを願っている」とマルティネッリの軽傷を願った。

その上で「時にはそれが勝負というものだ。彼にとっては残念のことだが、状況を精算しなければならない」と締めている。

現役時代にはユナイテッドの絶対的なリーダーとして、時には荒いプレーも臆さないファイターだったキーン氏らしいコメントだった。

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