米大統領専用ヘリ、広島ヘリポートに飛来 サミットの予行演習か

広島ヘリポートに着陸した米大統領専用ヘリ=15日午後5時34分

 広島市で19日に始まる先進7カ国首脳会議(G7サミット)を前に、米大統領専用ヘリコプター2機と大型輸送ヘリコプター3機が15日、西区の広島ヘリポートに飛来した。バイデン大統領の空路での広島入りルートを確認し、離着陸の予行演習をしたとみられる。

 大統領専用ヘリなど5機は米軍岩国基地(山口県岩国市)から向かい、同日午後5時半ごろまでに広島ヘリポートへ次々と着陸した。10分間ほど駐機した後、飛び立った。うち大統領専用ヘリ1機が同6時10分ごろに再び着陸。数分後に離陸し、岩国方面へ去った。

 ヘリポート周辺では市民が足を止め、見慣れない機体を眺めていた。複数の警察官も巡回し、警戒を強めた。

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