写真:Getty Images
バルセロナのジョアン・ラポルタ会長が、パリ・サンジェルマン(PSG)のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシについて言及した。
2021年夏、バルセロナとの新契約を結ぼうとしたメッシだったが、クラブの慢性的な財政難が影響で、新たに選手契約ができない状態に。その結果、自身が育ったクラブと涙の別れをし、PSGへと移籍した。
この出来事は多くのサッカーファンを驚かせた中、メッシはPSGでの1年目を苦しむことに。しかし、迎えた2シーズン目の今季は本来の輝きを取り戻すと、アルゼンチン代表としてもカタール・ワールドカップで悲願の優勝を達成していた。
しかし、最近はクラブに無断でサウジアラビア渡航をするなど問題が浮き彫りに。謝罪する羽目になったが、ファンもメッシの退団を要求するなど問題が大きくなっている。
クラブとしては慰留したいが、契約は今季限りで満了。1年間の延長オプションはメッシ次第であり、退団する流れもあり得る状況だ。
バルセロナはメッシの復帰を画策し、新シーズンから再びプレーさせたい強い意向を持っている一方で、シーズン終了までは何も起こらないとされている状況。ただ、スペイン『TV3』のインタビューでラポルタ会長はメッシへの想いを語った。
「歴史が我々を裏づけている。その想いは強すぎる。世界中に4億人のファンがいる」
「彼はパリ・サンジェルマンの選手であり、我々はシーズンが終わるまで、その時が来るまで、待たなければならない。そうすれば、この件についてもっと話し合うことができる」
「サウジアラビアには敬意を表するが、バルサはバルサ、ここがホームだ」
バルセロナは14日にエスパニョールと対戦して勝利。4年ぶりにラ・リーガの優勝を飾った。まだまだ財政問題は解決されていないが、メッシを確保できるのであればなんでもするはず。どのような結末が待っているだろうか。